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執筆者の写真GAYA不動産

新築、中古どちらを買うべき?メリット・デメリット、徹底比較!




家を購入するとき、迷わず新築を選ぶことができると良いですが、

予算面や立地等で中古物件を検討される方も多くいるでしょう。

実際、どちらを選ぶべきでしょうか。

それぞれのメリット、デメリットについて考えながら、

ご自身にとってよりメリットがあるのはどちらなのか、比較しながら検討されると良いでしょう。具体的な内容を見ていきましょう。




新築住宅と中古住宅、どちらが販売数が多い?

 

日本は国際的にみても、中古住宅より新築住宅を好む国民性があり、

これまで「新築至上主義」で新築の供給を支えてきました。


首都圏の新築マンションの価格が高騰する中で、

昨今、新築マンションの供給は減少傾向にあります。

2015年頃までは新築マンションの成約戸数の方が中古マンションの成約戸数より

多かったにも関わらず、2015年を境に新築マンションの成約戸数が年々減少し、

2024年現在は中古マンションの販売戸数が新築マンションの契約戸数を超え、

これからも増え続けると考えられています。


今後、中古住宅の方が人気となると考えられますが、

新築住宅、中古住宅、それぞれ、どのようなメリット、デメリットが考えられるでしょうか。




新築住宅のメリット

 

①税制面で優遇されている

新築住宅の場合、中古住宅よりも税制面で優遇されています。土地や家屋の所有者に毎年課せられる「固定資産税」、土地や家屋に所有権を登記する際に必要な「登録免許税」、土地や建物を購入したときにかかる「不動産取得税」の3つの税金が軽減されます。



②住宅ローン控除の恩恵を受けやすい

住宅ローン控除の恩恵を受けやすいメリットがあります。

新築住宅の場合、住宅ローン控除は13年間適用で、最大控除額273万円~455万円となっていますが、

中古住宅の場合、住宅ローン控除は10年間適用で、最大控除額140万円~210万円となり、

新築住宅の方が期間も長く、控除額も高く、受ける事ができます。




➂耐震性・断熱性・気密性など住宅性能等が充実しており安心

住宅性能や機能は年々向上しており、中古住宅でも築年数が古いものであればあるほど、

新築の最新技術に比べると全体的な住宅性能は劣ってしまいます。



現在の最新の技術で作られた新築住宅のほうが、

断熱性や気密性に優れ、外気の影響を受けにくく、快適な温度を保ちやすい等、

全体的な住宅性能は高くなっているので、より快適な住環境を求める方にとっては

新築住宅が安心といえます。




④設備が新品+保障やアフターサービスも充実

誰しも住宅を選ぶ際は室内の機能性や綺麗さを重視するかと思います。

新築時は壁紙や床をはじめ、すべての設備が新品でだれも使っていない真新しさがあります。新築住宅には住宅瑕疵担保責任が義務付けられており、住宅の引き渡しから10年間は補修や損害賠償請求をすることができます。

(瑕疵を発見して1年以内に権利を行使する必要があります。)

欠陥や設備の故障を心配することも少なく、保証やアフターサービスが充実してることが

ほとんどです。

住んでから予想外の修繕費用などがかかる事がないのは新築の大きなメリットといえます。





新築住宅のデメリット

 

①建物完成前の契約の場合、実際の物件を確認できない

新築住宅は、建物が完成する前に販売がスタートされるので、

モデルルームなどで物件をイメージし、実際に見ないまま契約するケースも多々あります。

完成後に実際の家を見て「イメージと違う」と感じることがあるかもしれません。

中古物件では、実際の物件を確認した後で契約をすることができますが、

完成前の契約での新築住宅購入は実物がみれないデメリットがあるといえるでしょう。




②販売経費が上乗せされ、中古住宅より価格が高くなりやすい

新築物件の住宅価格には、土地や家屋の価格の他に広告代などの販売経費が上乗せされることがあるため、中古物件に比べて価格が高くなる傾向があります。

新築戸建では平均して1,000万円、新築マンションでは平均して1,500万円程、高くなっていることが多いです。




➂希望のエリアに物件があるとは限らない

家を探す上で学区等も含めて特定のエリアで探したい方もいるかと思います。

タイミング良く、自分が希望するエリアで新築住宅が建てられるのはまれだと思います。

新築住宅を希望される場合は、広い範囲で希望エリアを設定して、その中で条件に合うものを探していく等、選択肢の中である程度妥協しながら、条件を合わせていく必要があるかもしれません。




中古住宅のメリット

 

①住宅の価格が新築物件に比べて安い

中古住宅場合、新築物件と同条件で比較しても、かなり価格が安くなります。

木造戸建ての場合、10年経つと建物部分の価値は半分、20年経つとほぼ0になるといわれており、築年数が古い物件の価格は土地価格のみのケースもあります。

価格を抑えた中古住宅を選ぶことで、無理のない返済計画が立てやすくなります。



②実際に物件を見て確認できる

中古物件の場合、新築住宅とは違い、すでに建築済みなので、物件を実際に見ることができます。内装や外観だけでなく、ご近所や周辺環境なども確認することができます。

近隣トラブルは少なからず起こりうる事なので、

事前に近隣の状況等を確認できるのはメリットといえるでしょう。



➂住みたいエリアで物件を見つけやすい

新築住宅よりも中古住宅の方が流通量は多いです。

そのため、住みたいエリアや条件等に合う物件が見つけやすいです。



④リフォームやリノベーションで自分好みのこだわりの住まいを作れる

リフォームやリノベーションをすることで、

築古の物件も内装は注文住宅のような新しく機能性のある住まいにすることができます。

構造によっては間取りも変更できるため、

「壁を取り払って開放感のリビング」や「キッチンスペースを広く確保する」等、

希望の住まいづくりをすることができます。





中古住宅のデメリット

 

①新築住宅より修繕時期が早く来る可能性がある

住宅は済み続ければ続けるほど、経年劣化により、傷や機能の不具合が出てくるものです。

住宅の築年数にもよりますが、新築よりも修繕時期が早く来ることは避けられないでしょう。中古マンションであれば、購入後に修繕積立金が値上がりすることも考えられます。



②マンションの共有部は交換できない

室内を新しくリフォームすることはできても、できる部分は限られています。

たとえば窓のサッシやベランダといったマンションの共有部は交換することができません。

室内は新しい内装であっても、共用部は古いままという事になることも考えられます。



➂新築より保証が少ない

新築住宅では、雨漏りや構造上問題になる部分に欠陥が見つかった場合に保証する

「10年間の瑕疵保証」が義務付けられています。

その他、設備の不具合等はハウスメーカー等で異なりますが、2年~5年の保証がついていることが多いです。



④新築より税制面で優遇されていない

中古住宅は新築住宅のメリットで挙げた「固定資産税」「登録免許税」「不動産取得税」の軽減が、新築住宅に比べると優遇されておらず、築年数が20年を過ぎた木造戸建てでは、住宅ローン減税が受けられない可能性もあります。







おわりに

 

新築住宅と中古住宅はそれぞれにメリット・デメリットがあることが分かりました。

ご自身が検討される場合は何を重要視するのか、優先順位を考えてみるのが良いでしょう。

「金額」や「場所」を重視するのであれば、中古住宅、「税制面で優遇されたり」「保証が手厚い方が良い」なら、新築住宅等、それぞれの希望に近い住宅はどちらなのか、じっくり考え比較検討されることをおすすめします。

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